2009年07月31日
【ウラ物語VOl.14】リアルと夢の間で

第3部 変化 ※第1部はコチラ ※第2部はコチラ ※第4部はコチラ
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第1話(7月31日) リアルと夢の間で
第2話(8月3日) 刺激
第3話(8月7日) 力
第4話(8月10日) 夢
第5話(8月17日) 生み出されたもの
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日食騒ぎがまだ覚めやらぬ2009年7月23日。
からっと晴れた空にぴったりの、からっとした笑顔の彼女がやってきた。
狩野仁美(25)さんだ。
KOSHIKI ART EXIBITIONに参加するアーティストの一人。
2004年、2005年に引き続き、今回で3回目の参加となる。
【ウラ物語Vol.10】第2回に出てきた、セミの抜け殻を並べた彼女だ。

普段は東京でアルバイトをしながら、作品の制作、展示をする生活を送っている。
8月の1ヶ月間を、甑島で滞在するために
「バイト全部やめてきちゃった」
と、これまた、さらっと笑顔で言ってのけた。
今年で6回目を迎えるKOSHIKI ART EXIBITIONだが、
毎年アーティストが絶えることなく
この島にこうやってひと月も使ってやってくる。
島の、このプロジェクトの、何に惹かれてアーティスト達はやってくるんだろう。
南国の地に着いたばかりの彼女を質問攻めにすべく、地下のカフェに引きずり込んだ。
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2009年08月04日
【ウラ物語Vol.15】刺激

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第1話(7月31日) リアルと夢の間で
第2話(8月3日) 刺激
第3話(8月7日) 力
第4話(8月10日) 夢
第5話(8月17日) 生み出されたもの
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ふるさとを思う気持ちは、時に恋愛のようだと思う。
子どもの頃に過ごした景色を思い出しては、
涙が出るような切なさに襲われ、
ふるさとが元気になるのを見ると、体の底からエネルギーが湧いてくる。
林太郎たちは、大好きなふるさとに対して、
周囲の反対を押し切って、駆け落ちしたものの、
6年目を迎える今じゃ周囲から応援され続ける人気No1カップルである。
同じようにふるさとを愛する同世代の人たちは、
ふるさとが元気になって嬉しい気持ちと、
「自分がその相手じゃなかったこと」への多少の羨望の念が入り混じる。
「俺、島が大好きなんですよ。」
と語るのは、福岡で大学生をやっている現在19歳の鷺山君だ。
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2009年08月07日
【ウラ物語VOl.16】力

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第1話(7月31日) リアルと夢の間で
第2話(8月3日) 刺激
第3話(8月7日) 力
第4話(8月10日) 夢
第5話(8月17日) 生み出されたもの
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変化、という題材で欠かすことができないのが、
このブログでも何度も登場している平嶺時彦さん(林太郎の祖父)だ。
最初はプロジェクトの開催にも反対していたのに、
熱心にお手伝いして頂いた結果、
今年は、アーティスト「平嶺時彦」として展覧会に参加している。

アーティストと島の人をつなげたり、
制作現場の見回りをしたり、
島を熟知しているおじいちゃんは過去5回でも大活躍だった。
島の外からやってくるアーティストは、甑島のことを知らない。
だから、島の人が活躍できる隙間がいっぱいある。
お手伝いする→感謝する。
隙間あるからこそ生まれる絆。
これこそ、KOSHIKI ART PROJECTが、
島の人の力を引きだしている最大の魅力だと思う。
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2009年08月10日
【ウラ物語VOl.17】夢

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第1話(7月31日) リアルと夢の間で
第2話(8月3日) 刺激
第3話(8月7日) 力
第4話(8月10日) 夢
第5話(8月17日) 生み出されたもの
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ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
有名な室生犀星の詩だ。
ふるさとは遠くから想うものであって、実際に帰るところではないという意味がこめられている。
室生犀星は幼少期「ふるさと」で大変苦労して育ったようなので、
この歌の真意と島の状況を重ね合わせることは趣旨が違うかもしれない。
でも、
幼少期に育った、ふるさとの景色は、
自分の心に深くしみついて消えることがないのに、
ふるさとに帰ることができない。
という、気持ちは多くの人が共感するところなんじゃないかと思う。
「島のことを想うと涙が出る」
という島出身者で現在島外で暮らしている方に話を聞いた。


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2009年08月18日
【ウラ物語Vol.18】生み出されたもの

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第1話(7月31日) リアルと夢の間で
第2話(8月3日) 刺激
第3話(8月7日) 力
第4話(8月10日) 夢
第5話(8月17日) 生み出されたもの
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本当は、先週の金曜日に更新しなければならかったのだけれど、
何を書いても、言葉が嘘になる気がした。
自己満足かもしれないけれど、
どうしても、この人に会ってから書きたかったんだ。
口永良部島にIターンした山地竜馬(30)である。人呼んで「えらぶのりょうま」。
本当は、『たつま』だけど、坂本竜馬にかけて、『りょうま』。

口永良部島は、甑島よりもはるかに問題は深刻である。
屋久島に寄り添うように浮かぶその島は、島民はたったの150人。
1つの集落に10名ほどしか住んでいない。その大半がお年寄りだ。
火山の噴火口まで入山できる山や、
海の水と温泉の水が混ざり合う海中温泉など隠れた観光資源にあふれた島でもある。
山地くんは、この島に、2年前に移住してきた。
口永良部島の出身者でもないのに、だ。
「何で?」と聞くと、答えはこの一点張り。
「とにかく島に来て。来てもらわないと絶対分からん」
結局、何が待っているかよく分らないまま、
屋久島から漁船に乗り込んで、口永良部島に向かったのだった。
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